【第5室】 天才ガリレオの地動説。
  「You cannot teach a man anything; you can only help him to find if within himself.」「人にものを教えることは出来ない。できることは、相手の中にすでにある力を見出すこと、その手助けである。」Galileo Galilei 1564年イタリアに生まれたガリレオは天文学者・物理学者で「それでも地球は回っている」と主張した地動説はあまりにも有名です。このガリレオ・ガリレイの言葉は、まさに、教育の指針となる貴重な言葉であると信じます。経験から「生徒に教えてやろうとか」「生徒を伸ばしてやろうとか」と力めば力むほど、考えたようにはいきません。まったく逆に「学習嫌い」「やる気喪失」の生徒にしてしまうことがあります。そのような落とし穴に落ち込んだ生徒の多いこと、何とも悲しい限りです。折角良い素質と才能がありながら、大人が余って集って生徒を壊してしまう。とても残念なことです。中にはそれでも何とか持ちこたえて、努力できる生徒もいるでしょうが、見る限りではまだ幼い精神力では難しいケースが多いように見受けられます。そうではなく、学塾が指導しているように「伸びる力は諸君自身が、親から充分に貰って来ている。しっかり助けてあげるから、自分を励まし自覚して学習に取り組んでもらいたい」が、正解ではないかと考えています。「そんな悠長なことは言っていられない」と反論も承知です。しかし、考えてみてください。「急がば回れ」の精神と忍耐が生徒の教育には重要です。遠回りのようで実は安全で確実で、意外に近道だったりします。ガリレオが言うように、伸びようとする力はすでに生徒の中に存在しているのです。その力を見出し励まし、補完し手助けしてあげることが一番大切な考え方ではないでしょうか?恩師に「何とかしようと引っ張ったら、首が抜けてしまいますよ」と忠告されたことがあります。確かに、小学生や中学生はまだ未熟で当たり前なのです。それを、無理矢理引っ張ったら人形の首より簡単に、抜けてしまうのは理屈です。勉強嫌いならまだしも、登校拒否などになったら、何が教育なのかわからなくなります。小学3年生までは「勉強嫌いな生徒はいない」と聞いたことがあります。何事にも積極的で知りたがり屋で、無謀な冒険家でさえあると思います。そんな生徒が3年生の後半から4・5年生にかけて、「勉強は嫌いだ」とか「遊んでいる方が楽しい」と言う、そんな価値観を持ち始めるのは何故でしょうか?不思議でなりません。学塾の受験コースは小学3年生からお預かりしていますが、極めて積極的で(時にはズルをする子もいますが)努力家です。学塾では決して「勉強しなさい」とは言いません。むしろ、自分で自分の学習計画を考えさせ、実践で失敗した時は次の学習計画を考えるように、それも自発的に計画目標を設定できるよう指導しています。良い方向に自覚し始めた生徒は、不可能と考えられるような目標でも、平気でクリアしていきます。そんな「信じられないようなパワー」を生徒の脳は秘めているのです。新鮮な彼らの脳はまさに自由自在なのです。だが、その自由自在さは彼らが自分の凄さに目覚めたとき、初めて全開のフルパワーに発展するのです。このように進化した生徒はもはや自らの力で突進していきます。無謀な自信家と言えるでしょう。その突進力を補完してあげる手助けが大切です。時には精神的なものだったり、時には学習的なものだったり、時には友だち関係だったり、補完の内容は多岐にわたります。したがって、大量の生徒をお預かりすることはできません。1学年5・6名~10名以内が理想的です。すべての生徒の一挙手一投足を掌握できますし、保護者の考え方も掌握できます。したがって保護者にも相談しやすくなります。「相手の中にすでにある力を見出すこと」このガリレオの言葉の意味を、ご自分の子に当てはめて考え、その能力が充分に発揮されているか?親から見て何が充分か何が不充分か?学年相当のバランスはどうか?生徒を片目で見るのではなく、しっかり両目で見て評価し判断することが大切と考えます。ともすると、「灯台下暗し」で意外な見落としがあるかもしれませんね?
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